今年も梅雨明けをしている地域も増え始め、40度に迫る気温となっている所も出始めました。

夏本番がいよいよ始まりました。
そこで皆さんもこんな風に感じたことはないでしょうか?。
「エアコンのつけ始めはあんなに涼しく感じるのに、なぜ長時間使用すると暑く感じてしまうのか?」と。
エアコンを長時間使用すると暑く感じてしまう原因
これにはきちんとした理由があるのです。
1.湿度が戻ってくる(湿度リバウンド)
冷房は温度と同時に湿度も下げますが、設定温度に達すると弱運転・送風に切り替わり、
- エアコン内部の湿気が部屋に戻る
- 湿度が上がり「蒸し暑い」体感になる
2. 気流が止まる(風が弱くなる)
安定運転に入ると風量が弱まり、空気が動かなくなる。
結果として、肌の周りに熱と湿気が滞留し、体感温度が上昇することとなります。
3. 壁・天井の輻射熱(家が熱をため込む)
夕方〜夜は、外壁や屋根が日中に貯めこんだ熱を、輻射熱として室内にじわじわ放射します。
”輻射熱" とは、熱を持った物体が赤外線として熱エネルギーを周囲に放つことです。
つまり、周囲の気温が下がっていても、赤外線は直接肌に熱エネルギーとして届いてしまうのです。
例えるなら、真冬でも太陽の光に直接あたると暖かく感じますよね。それが "輻射熱" です。
4. 湿度戻り+設定ミス(モード・風量)
風量が弱い、ドライの種類が不適切、設定温度が高いなど、単純な設定ミスの可能性もあります。
今日からできる対策
特にお金をかけることなく、今日からできる対策があります。
1. 風量を「強」または「自動」にする(最重要)
温度を下げるより、風量を上げる方が体感温度が下がりやすいのです。
風が肌に当たることにより、肌の湿気が飛び、体感温度が1〜2℃下がる効果があります。
2. サーキュレーター・扇風機を併用する
部屋の空気を循環させるだけで、涼しさの大幅アップが期待できます。
温度ムラが消え、湿気が滞留しないため、部屋内の空気を循環させることが重要です。
3. 湿度をチェックし、60%以上なら除湿へ切り替え
「暑い=温度」ではなく「湿度」が原因のことが多いです。
気温がある程度高くても、湿度が低いとカラッと感じます。
これは湿度が低いことで、肌表面の汗が気化しやすくなり、汗が気化することで体温の熱も一緒に
奪って行くためです。
ですので、気温が下がっても暑く感じる場合は、さらに設定温度を下げるよりも、除湿運転へ切り
替えた方が温度も下がり過ぎず、心地良く感じると思います。
4. フィルター掃除(2週間に1回)
風量が回復し、冷却効率が改善します。また効率が向上することで、省エネにも効果があります。
5. 室外機の環境改善

室外機は直射日光を避けましょう。省エネ効果が向上するだけでなく、冷房効果もアップします。
ただし、日よけを付ける場合は室外機の周りの風の流れを塞がないようにしましょう。
6. エアコンクリーニング
エアコンは1年中使用する、生活していく中でなくてはならないアイテムです。
冷房を使用すると、エアコン内部も冷えるため結露する部品も多くなります。
これに空気中のカビ菌が付着し、エアコンを止めた後は特に、カビが繁殖しやすい高温多湿状態と
なってしまうため、エアコン内部にはカビがどんどん増殖します。
「内部クリーン運転」などを使用することである程度は対処できますが、蓄積した内部の細かい
部分までしっかり綺麗にすることはできませんので、数年に1度は、プロのエアコンクリーニングに
依頼することをお勧めします。
エアコンから噴き出す風の臭いに違和感を感じたら、エアコンクリーニングを検討してみましょう。
長期的な根本対策
もしこれらの対策を講じても暑くなってしまうようなら、家の断熱・遮熱が弱い可能性もあります。
簡単ではありませんが、何かの機会に以下を検討しても良いかも知れません。
- 内窓(二重窓)
- 遮熱ガラス
- 天井・壁の断熱強化 → 冷房効率が大幅改善
これから危険な暑さが続きます。少しでも快適に過ごせるよう、出来ることから試してみては
いかがでしょうか?。