
マイナ保険証が導入されて、はや10年。懐疑的な見方が多く、当初はさほど保有率も高くありません
でしたが、ポイント作戦や保険証廃止の流れを受け、今では83.4%もの人が持っているようです。
私ももちろんマイナ保険証は持っています。私はポイントにつられ保有に至りました・・・。
そんなマイナ保険証、現在では申請するとマイナ免許証とすることも可能です。
マイナ免許証とは
"マイナ免許証" とはこれまでのマイナ保険証のICチップに運転免許証の情報が記録され、マイナ保険証と
運転免許証を一体化したものです。
マイナ保険証側のICチップに運転免許証の情報を集約するので、マイナ保険証の見た目は変わりませんが、
運転免許証の情報は見えなくなります。
運転免許証の情報は「マイナ免許証読み取りアプリ」で読み取るか、マイナポータルにログインする
ことで確認できます。

引用元:マイナ免許証とは?メリット・注意点(デメリット)や手続き方法をわかりやすく解説! | 三菱UFJ銀行
マイナ免許証に記録される情報は以下です。
- マイナ免許証の番号
- 運転免許取得日
- マイナ免許証の有効期間の末日
- 免許の種類(普通・大型など)
- 免許の条件に係る事項(眼鏡等・AT限定など)
- 顔写真
- 色区分(優良:ゴールド、新規:若草色、その他:薄青色) など
運転免許証の持ち方

マイナ免許証への切り替え方法
運転免許センターや一部の警察署で手続ができるようになります。
詳細は各都道府県警察のホームページをご覧ください。
ただし、マイナ免許証にはメリットだけでなく、デメリットもありますので、それをきちんと認識した
うえで切り替えを行いましょう。
マイナ免許証にするメリット
1. カード1枚で身分証明が完結する
マイナンバーカードはすでに公的な本人確認書類として利用可能です。 免許証と一体化すれば、
「身分証+マイナンバー+電子証明書」が1枚に集約され、持ち歩くカードが減ります。
2. 変更・更新手続きが楽になる
免許の更新時講習をオンラインで受けることができます。
ただし講習区分が「優良」「一般」のみかつ70歳未満が対象です。
また、市区町村で住所や氏名の変更手続きをすればマイナ免許証にも連携されるため、警察署や
運転免許センターへ出向く必要がなくなります。
3.各種手数料が安くなる
マイナ免許証を利用すると、新規に免許を取得する際に支払う「新規免許取得手数料」や、免許更新時に
支払う「免許更新時手数料」が、運転免許証のみの場合と比べて低く設定されています。
各種手数料の違いは以下のとおり。
| マイナ免許証のみ | 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち | 運転免許証のみ | |
| 新規免許取得手数料 | 1,550円 | 2,450円 | 2,350円 |
| 免許更新時手数料 | 2,100円 | 2,950円 | 2,850円 |
4. 住所地以外での更新がスムーズ
住所地以外で運転免許を更新する場合、マイナ免許証を利用していると、即日の更新が可能です。
ただし、「優良運転者」「一般運転者」のみが対象です。
また、マイナ免許証を利用している場合、住所地以外で更新手続きができる申請期間が延長されます。
運転免許証のみの場合、更新期間の初日から誕生日までが申請期間でしたが、マイナ免許証になると
更新期間の初日から免許証の有効期間の末日まで申請が可能になります。
マイナ免許証と運転免許証、2枚持ちの違い
メリットも多いマイナ免許証ですが、マイナ免許証のみ、マイナ免許証+運転免許証、運転免許証のみ
の持ち方の違いをまとめると以下のようになります。

引用元:マイナ免許証とは?メリット・注意点(デメリット)や手続き方法をわかりやすく解説! | 三菱UFJ銀行
マイナ免許証にするデメリット
1. 紛失・盗難時のリスクが大きくなる
免許証+マイナンバー+電子証明書が一体化するため、 紛失時の心理的負担は従来より大きい。
この場合、市区町村でマイナンバーカードを再交付してもらう必要がありますが、再交付までは
運転免許証がないため運転することができません。
2024年12月2日からはマイナンバーカードの「特急発行・交付制度」が開始されておりますが、
この制度を利用しても原則1週間かかります。
2. 暗証番号管理が必須になる
マイナンバーカードは複数の暗証番号を管理する必要があり、 免許証利用でも同じ負担が発生します。
暗証番号を忘れたときや、誤った番号を複数回連続して入力してロックがかかったときは、運転免許
センターや警察署で確認や解除の手続きが必要です。
3. システムトラブル時の影響範囲が拡大
マイナンバー制度では過去に誤登録や連携ミスの事例があり、 免許証まで統合されると、トラブル時の
影響が生活全体に及ぶ可能性があります。
4. 更新手続きが複雑化する可能性
マイナンバーカードは
- カード:10年
- 電子証明書:5年
という更新が必要。 免許証の更新周期とズレるため、更新管理が煩雑になる可能性があります。
5. プライバシーへの不安は依然として残る
マイナンバー自体は分散管理されているが、 「政府に情報が集約されるのでは?」という不安は
根強いのも事実です。
6.「スマートフォンで提示」はできない(2026年3月時点)
デメリットとまで言えませんが、運転時は、運転免許証もしくはマイナ免許証に切り替えた実物の
マイナンバーカードを携帯する必要があり、スマートフォンのマイナンバーカードは "運転免許証"
として利用することはできません。
行政手続きはスマートフォンのマイナンバーカードが利用できますが、2026年3月時点では
マイナ免許証として利用できないため、運転時に実物のマイナ免許証を携帯していないと
免許不携帯になるので注意が必要です。
結論:“便利性” を重視するか ”リスク管理の負担” を重視するか
メリットはそれなりに大きく、
- 手続きの簡略化、手数料
- 医療・税・給付金の連携
- スマホ搭載による利便性 など、生活インフラの中心になる可能性が高いです。
一方で、
- 紛失リスク
- システム信頼性
- 暗証番号管理 といったデメリットは確実に存在します。
「便利さを取るか、リスク管理の負担を取るか」が判断ポイントになりそうですね。
ちなみに私としては、現時点では "マイナ免許証にはしない" という判断です。
主な理由は、一体化することで手持ち枚数は減りますが、更新に関してはそれぞれ実施する必要があり、
結局はそれぞれ別で持っているのと変わらず、逆に手続きや連携等の複雑さが表面化し、一体化の
メリットが薄れてしまっている印象です。
一体化するのであれば、更新も1度にまとめて出来るような仕組みづくりが必要かと思います。
また、「マイナ免許証のみ」「マイナ免許証+運転免許証」「運転免許証のみ」の持ち方が自由なのは
いいですが、それぞれ出来ることや更新方法が違うことで、より複雑に感じてしまいます。
今後、マイナ保険証と免許証が本格的に一本化し、スマホでの利用や提示が可能になる等、良い一層の
集約化と利便性の向上に期待したいと思います。