
みなさん、お化けは存在すると思いますか?
「お化け」「幽霊」というキーワードを考えるだけでちょっと怖くなってきますが、私は否定派でも肯定派でもないです。
その根拠は、全てのお化けに言える訳ではありませんが、「お化けは科学的に証明できる」ということです。
ただし、あくまで仮設の一つという事を付け加えておきますね。( ^^)
「磁気閃光」
「磁気閃光」(マグネトフォスフェン)という現象をご存知でしょうか?
人の目の網膜に強い磁場の変化が生じると、網膜に誘導電流が発生し、その電流が視細胞を刺激して、実際には
光がないのに光が見えたように感じる現象のことです。
磁気閃光の見え方は、白色で、「波」や「点滅」「リング状」だったりするようです。
磁気閃光が生じる磁場変化の強さ
それでは、磁気閃光が生じるにはどれくらいの磁場変化の強さが必要なのでしょうか?。
実際にMRI(Magnetic Resonance Imaging、磁気共鳴画像法)を使用した人が磁気閃光の報告をしているようです。
MRIに使用する磁場の強さは、1.5~3T(T:テスラ、磁場の強さを表す単位)になります。
・・・「テスラ?」と言われてもピンときませんよね。むしろイーロン・マスク氏の電気自動車のメーカー名の方が
有名ですね。
わかりやすい例えかどうか不明ですが、ピップエレキバンは800ガウス、磁気ネックレスは1600ガウスくらいですので、
1T=10,000ガウスより、MRIの磁場の強さはピップエレキバンの約18倍~約37倍、磁気ネックレスの9倍~約18倍
ということになります。(←コレ伝わってます?(・。・;)・・・)
自然界で起こる大きな磁場変化
しかし、これほどの大きな磁場の変化を自然環境下で発生する可能性はあるのでしょうか?
私が昔見たTV番組で「岩の摩擦により磁場が発生し、人の目に磁気閃光が生じる場合も・・・」といった
内容を目にした記憶がありますが、実際には岩の摩擦により発生する磁場変化は微弱で、人の目を直接刺激できる
ほどの強い磁場ではないようです。
では自然界でおこる大きな磁場変化とは・・・それは落雷による磁場変化です。
落雷では約1億ボルト(家庭用のコンセント100ボルトの100万倍)、電流は約数万アンペア(家庭用コンセントの
数千倍~数万倍)といった大きな電力が発生します。
これにより磁気閃光が起こるような大きな磁場変化が生じる訳です。
お化けの正体①
これらのことから、磁気閃光が原因で、お化けを見たと思うメカニズムは
- 落雷が発生する
- 大きな磁場変化により磁気閃光が生じる
- 実際には存在しない白色のものが錯覚として見えてしまう
- 「お化け=白色」の固定観念より、お化けを見たと思ってしまう
「トライボルミネッセンス」
次に「トライボルミネッセンス」についてご説明したいと思います。
「トライボルミネッセンス」とは物質が擦れたり砕けたりすると時に起こる発光現象のことです。
以下はその発光色を調べた表です。
| 発光色 | 材料 |
| 白色 | 石英などの結晶 |
| 青白い色 | 砂糖・キャンディ |
| 色素に応じて多彩 | 発光性色素入りポリマー |
| 赤・緑など鮮やかな色 | レアアース |
この中で、私たちの身近に存在しているのは「石英」です。多くの山の岩には石英が含まれているため、最も目にする
確率が高い発光色は「白」ということになりますね。
お化けの正体②
これらのことから、トライボルミネッセンスが原因で、お化けを見たと思うメカニズムは
- 石英を含む岩が擦れたり、砕ける。
- それにより白色の発光現象が起こる
- 「お化け=白色」の固定観念より、お化けを見たと思ってしまう
お化けはなぜ白い服を着ているのか?
みなさんはそんな疑問を持ったことはないでしょうか?。

お化けのお召し物はなぜ白色なのか?。
ショッキングピンクやエメラルドグリーンみたいな、もっとポップ服を着たお化けがいてもいいと思いませんか?。
お察しの通り、その答えは前述した「磁気閃光」や「トライボルミネッセンス」で生じる光の色が「白」だから
ということになりますね。
まとめ(お化けの正体)
- 悪天候や、山、夜といった状況で磁気閃光やトライボルミネッセンスが生じる
- 誰もいるハズのないところに突然、白色の光が見えてしまう
- 心細い環境下での恐怖と、幼いころから「お化けは白色」という先入観から、「お化けを見た」と錯覚
- 恐怖の「心霊現象」として深くその人の心に刻まれてしまう
全てのお化けがこれで説明できる訳ではありませんが、このような状況下で見たお化けは、実は科学に裏付け
された錯覚だったのかも知れません。